予防医療
Prevention
Prevention & Vaccines 予防接種・ワクチン

ワンちゃんやネコちゃんがかかる病気には、発症すると治療が非常に難しくなるものが存在します。中には人に感染するタイプも存在するため、ワクチン接種は欠かせません。
ワクチンアレルギー体質の子、高齢でワクチン接種がご心配なかたは、ワクチン抗体価検査で免疫力がお身体に残っているかを調べることができます。検査結果が出るのは平日で2~3日後です。スタッフまでお気軽にご相談ください。
ワクチンの料金表を見るフィラリア予防
フィラリアは蚊が媒介する寄生虫です。感染すると心臓や肺の血管に寄生し、重篤な合併症を引き起こす危険性があります。
一度発症すると完治は難しいため、予防が何より大切です。年に1回は獣医師による血液検査を受けて、定期的にフィラリア予防薬を投与するようにしましょう。
ノミ・マダニ予防
ノミやマダニは皮膚のかゆみを引き起こすだけでなく、貧血や皮膚炎などを誘発するリスクがあります。人に対しては、アレルギー症状をもたらす可能性が報告されています。
室内飼育でも安心できませんので、ペットと飼主様の両方を守るために予防を心がけましょう。
狂犬病ワクチン
日本においては、狂犬病ワクチンの予防接種が法律で義務づけられております。生後91日を過ぎたら対象になりますので、毎年の接種を欠かさず行いましょう。
狂犬病は、人間を含めて発症するとほぼ助からないといわれる感染症です。大切な家族や地域を守るうえで適切な予防が何よりも大切です。
混合ワクチン
犬混合ワクチン
混合ワクチンは法律で定められていないため接種義務がありません。ただ混合ワクチンは1回の注射で複数の感染症を予防しやすくなるのが大きな利点です。
完全室内飼いでも、知らないうちにウイルスを持ち込む場合はゼロではありません。ぜひ積極的な接種を心がけましょう。
- 犬【6種混合ワクチン】
- ・犬ジステンパー
・犬パルボウイルス感染症
・犬伝染性肝炎
・犬アデノウイルスⅡ型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
・犬パラインフルエンザウイルス感染症
・犬コロナウイルス感染症 - 犬【8種混合ワクチン】
- 上記6種
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・犬レプトスピラ感染症2種(カニコーラ型、イクテロヘモラジー型)
猫混合ワクチン
当院では3種と5種のワクチンをご用意しており、飼主様と相談して摂取するワクチンを決定します。
飼育環境や体調に応じて必要な種類だけ接種する方法もあります。年1回程度の接種が望ましいので、内容が不明な方は遠慮なくご相談ください。
- 猫【3種混合ワクチン】
- ・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫汎白血球減少症 - 猫【5種混合ワクチン】
- 上記3種
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・猫白血病ウイルス感染症
・猫クラミジア感染症
Health check 健康診断
近年はワンちゃんやネコちゃんにも定期的な検診が普及し、早い段階で病気を発見できる可能性が高まってきました。
目立った症状がなくても、定期検査で異常が見つかる事例は少なくありません。飼主様とペットが元気な毎日を送れるよう、健康診断のご利用をおすすめします。
お申し込みは予約制ですので、お電話でのお問い合わせをお願いいたします。
主な検査内容
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聴診・触診
聴診器をあて音を聞き、身体に触れることで、内臓や筋骨格系の異常などがないか確認します。
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歯科検査
口腔内の状態を確認し、歯や歯肉の病気を早期に発見するために行います。
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尿検査・糞便検査
内臓の状態や泌尿器系・消化器系の異常を確認するための検査です。
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腹部超音波検査
超音波を使用して、リアルタイムでの内臓の状態や異常の有無を確認することができます。
コースの種類
ジュニアコース(4歳未満向け)
4歳未満の子向けの健康診断コースです。問診・聴診・触診・耳垢検査・糞便検査・尿検査・歯科検査・腹部超音波検査などの基本的な検査を行います。
ベーシックコース(4~8歳未満向け)※朝食抜き
4歳から8歳未満の子向けの健康診断コースです。問診・聴診・触診・耳垢検査・糞便検査・尿検査・歯科検査・腹部超音波検査などの基本的な検査に加え、血液検査(血液一般検査・生化学検査12項目)を行います。また検査の日の朝食は抜いた状態でお越しください。
シニアコース(8歳以上向け)※朝食抜き
8歳以上の子向けの健康診断コースです。問診・聴診・触診・耳垢検査・糞便検査・尿検査・歯科検査・腹部超音波検査などの基本的な検査に加え、血液検査(血液一般検査・生化学検査19項目・電解質検査)・レントゲン検査・心電図検査を行います。また検査の日の朝食は抜いた状態でお越しください。
Spay & Neuter surgery 避妊・去勢手術
不要な妊娠や出産を防ぎ、将来の病気のリスクを軽減する有効策として、避妊・去勢手術を検討される飼主様が増えています。
とりわけ高齢になるほど生殖器や乳腺の疾患が増える傾向があるため、まだ若いうちに実施する方が安全性は高まります。ご予約は、お電話にて承ります。初診の方は、事前に当院で受診してください。
手術の時期
ワンちゃんやネコちゃんは、生後6~7ヶ月頃から手術が可能です。早い段階で行うとマーキングやスプレー行動の抑制にも役立ちます。
ただし、年齢や体質、飼育環境などを総合的に見極める必要があります。当院では、一頭ずつ状況をうかがいながら飼主様のお気持ちにも配慮し、適切な時期や方法をご提案いたします。
猫の去勢・不妊手術助成金について
飼主様が渋谷区内にお住まいで、区内で飼育している、生後6ヶ月以上の猫ちゃんの不妊・去勢手術の費用を渋谷区で助成してもらえるよう、協力獣医師の申請を致しました。
飼い猫の不妊・去勢手術費、助成について『渋谷区協力獣医師』のプレートが貼ってある区内の動物病院においては、以下の助成金がおります。
- 猫・不妊手術 7,000円
- 猫・去勢手術 5,000円
出産を予定していない猫ちゃんを家族として迎え入れた際は、生後半年以降に、不妊・去勢手術をうけましょう。(外猫さんについても、御相談に応じます。)
不妊・去勢手術は、将来的な病気の予防にもつながります。
ご不明な点や、ご心配なことは、当院までお気軽にお問い合わせください。